塾の「秋休み」を利用して山陰を訪れた。


 今年から塾の授業スケジュールを変更した。祝日を授業日にする一方、この「秋休み」を作った次第。


 山陰を訪れるのは、実に30年ぶり。


 山陰はいろいろな点で違っていた。特に、津和野。私の記憶の津和野では、町中に鯉が泳いでいた。町の中がお祭りのように華やいだ雰囲気の中にあった。


 でも、30年ぶりに訪れた津和野では、鯉はほんの一画にしか泳いでいなかった。聞けば、堀の工事などがあり、鯉を飼うのを止めた家がたくさんあったとのこと。


 「昔、アンノン族が来ていたころは、鯉を飼っている家も多かったのですが………」という話も聞いた。


 「アンノン族」………何と懐かしい響き。一体、彼女たちは、今、どうしているのだろうか。塾で、毎年、同じ年代の子どもと接しているせいか、自分自身は少し変わらないつもりでいる。


 確かに秋芳洞の造形物は何も変わっていなかったように思えた。秋吉台の景色は変わることなく美しかった。


 でも、確実に年月は経過している。30年の歳月を改めて感じさせられた旅だった。  

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