4『公立の入試選抜制度について』

千葉県では、2021年春から入試が一本化されます。つまり、以前の「前期選抜」「後期選抜」がなくなり、1回の入試に変わります。

新しい入試では、「生徒の多様な能力・適性・努力の成果等の優れた面を多元的に評価できる選抜として、各高等学校が総合的に判断する」となっております。

内容的には従来の「前期選抜」とほぼ同様に、「学力検査の成績」「学校設定検査(面接・作文など)」「調査書」等が判断材料になります。

なお、現時点ではコロナによる影響(出題内容の変更など)については何も発表がありません。

 

1.学力検査の成績
 5教科(国数英理社)がそれぞれ各100点、合計500点となります。(一部の学科では、例えば英語などが200点とされるケースがあります)

2.学校設定検査
 面接・作文・適性検査から各高校が1つを選んで実施されます。配点は通常なら10点~100点の間で、何点にするかは各高校長の判断任せるとされています。(2つ以上の学校設定検査をする場合は合計で150点まで、そのうえ面接も課する専門学科だと合計200点までとされています。)
具体的に、どのような内容でどのような配点ウエイトになるかは、各高校のホームページに掲載されることになっています。

3.調査書
 これが一番複雑です。基本的には調査書の中身は次の2つ要素から成ります。1つが「3年間の成績」、もう1つが「成績以外の項目の評価」です。

(A)3年間の成績
公立高校の入試では、中1~中3の3年間分、9教科の成績が評価されます。
ちなみに、私立高校の入試では、多くの場合、中3だけが評価対象になりますので混同しないで下さい。

3年間で9教科ですので、「成績」の満点は135点となります。
9教科×5点×3年分=135。(この135点というのはご記憶いただけたらと思います)

この成績に、各学校で定めたK点という数字をかけます。このK点というのは0.5~2までとし、各高校で決めることができます。通常は1とされているので、例えば9教科の成績が110点だとしたら、110点×1=110点となります。
しかし、0.5と定めている高校であれば、110点×0.5=55点となります。

K点が低いところと高いところでは、、前者の方が3年間の成績が合否に影響しにくく、後者の方が合否に大きく関わってくると考えられます。

(B)成績以外の項目の評価
例えば、行動の記録、出欠、学校活動・生徒会活動・学校行事、部活動、英検・漢検などの検定などがそれに当たります。

高校によって点数化のルールが異なります。
何が評価の対象になり何点になるのかはすべて高校の判断に任されています。(つまり公立高校全体としてのルールはありません)

例えば、3年間皆勤の場合は2点、英検3級では1点、部活をやっている生徒には1点、県大会出場の場合は5点、生徒会会長には3点………というふうに各高校が独自のルールを作っています。

これらの評価がどのようになっているかは、「各学校が定める検査」と同様に各高校のホームページで確認下さい。

 つまり、公立高校の入試は全体の枠組みがあるものの、上記の「2.各学校が定める検査」「3.調査書」の取り扱いが高校によって異なるので、全体を統一するルールは存在しない、もっと言えば、満点が何点であるかも高校によって異なします。

 

※注:公立高校入試の満点について
 学力検査の結果は原則500点、調査書の成績の満点は135点であることは数値化されています。(これも実際には高校や学科によって異なる可能性もありますが)

 ただ、「各学校が定める検査」「調査書の成績以外の項目の評価」については各高校で取り扱いが異なり、配点ウエイトも異なります。従って、満点も高校によって異なるという結果になっています。

 

実施要領

前期選抜は次の通り実施されます。

実施時期 検査日:2021年2月24日(水)、2月25日(木) 発表日:2021年3月5日(金)
検査内容 1日目:国語、数学、英語(英語のみ60分、他教科は50分)
2日目:理科、社会、学校設定検査