41e3ca6c.jpg 昨晩、DVDでヴェルディの小曲『諸国民の賛歌』を聴いた。50年以上前の録音で、オーケストラを指揮しているのはトスカニーニ。実は、この演奏とは不思議な縁がある。
 はじめて、この演奏を聴いたのは遠い昔の中学生の時だった。当時、NHKのラジオ番組で「トスカニーニ・アワー」というのがあった。毎週、この名指揮者の演奏が紹介され、これをテープに録音するのが私の習慣となっていた。ある日、確か、番組の最後だったと思うが、このヴェルディの小曲が放送され、この曲のすばらしさとトスカニーニの迫力に魅了された。
それから、この小曲を聴くのが毎日の日課となった。当時、このレコードは発売されておらず、そのうち、テープがだんだんダメになってきてしまった。そんなある日、たまたま、アメリカのRCA社からこの録音の入ったレコードが発売されていることもを知り、銀座の山野楽器にとんでいって注文をした。
 レコードが届くのに3ヶ月くらいかかった。そのレコードを手にしたときの感激は今でも忘れられない。それから月日がたち、10年くらい前にトスカニーニの映像がレーザーディスクで10枚ほど発売された。はじめて目にする巨匠の姿に感銘したが、残念なことに、『諸国民の賛歌』はこの中になかった。
 そんなこんなで、この小曲のことはすっかり忘れていたが、つい最近、たまたまインターネットでこの小品のDVDが発売されていることに気付いた。昨日、そのDVDが届き、幻の映像を目にした次第だ。
 トスカニーニの指揮姿に少し生彩が感じられないのと、テノールのジャン・ピアースが微笑みにながら歌っているのに驚いた。私のイメージの中のジャン・ピアースは、トスカニーニに睨まれて震え上がっている姿だったからだ。
 この『諸国民の賛歌』とは3回の出会いがあったことになる。最初はテープ、その次はレコード、そして昨晩はDVD。次の出会いがあるとしたら、それはいったいどんなものだろうか??

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“諸国民の讃歌” に2件のコメントがあります

  1. いつも楽しみに読んでいます。ボクも塾の講師をしているので、いろいろ参考にさせてもらっています。さて、塾長さんのブログのページ構成について少しコメントしたいと思います。このページには、トラックバックやコメントが見れようになっていますね。で、この辺りの整理をされることをお奨めします。現在の状態では、簡単に出逢い系サイトなどに行けてしまう。私もサイトを持っていますが、ブログをやっているとこのテのものが書き込みされるのはある意味避けようが有りません。だからこそ、管理人は責任を持って運営していく義務があると思うのです。PCはツールとしてはとても便利なものですが、子供は意外と簡単に落とし穴に嵌ってしまったりするものです。その為にも、子供達が安全に使えるように、大人は万全の配慮をしていかなければならないと思います。是非、早急に見直しされることをお奨めします。

  2.  ごていねいなコメントありがとうございます。ご返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
     確かにおっしゃるとおりです。実は、コメントやトラックバックの削除方法を知らないでおりました(というより、削除ができないものと思っていました)。
     本日、削除方法を知り合いに聞き、すべて削除しました。ご指摘ありがとうございました。

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