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2007年12月号……「振替』 塾長/青沼 隆

当学習会では前日までにご連絡いただいた場合、授業の振替をしています。学校の修学旅行や林間学校などと授業が重なった場合の便宜として、昨年3月からこの振替制度を導入しました。

この振替制度を導入してそろそろ1年になろうとしています。どうしても避けられない学校の行事などと重なった場合、緊急避難的な措置としてお役立ていただいてきました。

ただ、この反面、予想しなかった利用もありました。友だちとの約束、散髪の予約、買い物等などです。そして、これらの利用はだんだん増えてきているのが実情です。恐らく、「振替制度があるから塾の授業は自由に変更できる」という意識が浸透して、塾に通う優先順位が落ちた結果と考えられます。

あまりにも極端なケースに対しては、振替をしないで塾に来るようにたしなめることもしました。ただし、振替が制度として認められている以上、どこからどこまでを認めるかという線引きは不可能です。

個別指導の学習塾の多くは振替を認めているようです。一方、一斉授業の塾で振替を認めているケースは少数のようです。授業進行のシステム上、個別指導は振替が容易で一斉授業が困難であるのがその原因だと思います。ただ、授業システムはさておき、塾の授業にはもう1つの大切なポイントがあります。それは、学習リズムの確立です。

学習塾に限らず習い事でもスポーツでも何でもそうですが、ある1つの技術を習得するには一定のトレーニングとリズムが必要です。「気が向いたときにやればよい」という考えで技術を習得するのは不可能です。毎週、同じ曜日、同じ時間に教室に通うのはそのためです。そして、教室通いをはじめた以上は、他の用事があっても教室通いを優先する覚悟が必要です。

すべての生徒がそうではありませんが、一部の生徒は明らかにこの「覚悟」を失ってしまったのが実情です。そして、先にも述べたとおり、覚悟のなさを客観的に示すこともできません。「その振替はすこしヘンではないか」と指摘しても、もっともらしい理由を述べられて、反対に振替を認めない理由を求められれば答えようがありません。

ただ、一方で、この問題は個人差がとてもあります。振替をほとんどしない生徒もかなりいます。このような生徒にとっては、現状のような「制度」制度そのものが不要です。

以上を踏まえ、現状のような「何でもあり」の振替を改め、次の通り改訂することにしました。ご理解下さるようお願いします。

1.振替は原則として次の場合に限定する
①学校行事で、当日、自宅以外に宿泊している場合。
②忌引き、葬儀に参列の場合。
③当学習会の行う漢検・英検・模擬試験などと重なった場合。
④その他、上記に準じる場合。(個々のケースについてはご相談下さい)

2.本件実施は平成20年3月1日からとする。

いきなり実施するとご迷惑をおかけする可能性がありますので、2月末まで猶予期間を設けることにしました。それまでは従来同様とします。

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