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 夏の恒例の授業、「テストを受け方を学ぶ講座」を開講した。


 この授業、もともとは、「テスト時間(多くの場合50分間)の使い方如何で偏差値が10ポイント上がる」という趣旨で開講している。


 もう20年以上、夏期講習中にこの授業を開講しているが、このところ、すこし私の考え方に変化が生じている。


 この講座、確かに偏差値が10ポイント上がるのは間違いない。


 ただ、この意義は、単に、「成績が上がるに留まらない」というのが最近の考えの変化だ。


 伸栄学習会では、この2年間、社会人を対象にした職業研修を行っている。この中で、ハローワークや採用企業などとの接触を数多く持つようになった。


 多くの関係者は、「しっかりした仕事を、スピーディーに、責任を持ってやれる人材」という言葉をよく口にする。


 もちろん、求職者に求められる能力はこれに留まらない。ただ、これは、どんな職場でも求められるミニマムの能力ではないかと思う。


 例えば、事務でも販売でも経理でも、多くの仕事では書類作りが求められる。いい加減な書類しか作れない人材なら、職を得るのは難しいと思う。


 実は、この「テストの受け方を学ぶ講座」で強調しているのは、途中で諦めないこと、しっかり見直しすること、テスト時間ギリギリまで頑張り通すことなどだ。 


 これらは、仕事で求められる能力とほとんど変わらない。子どもたちはやがて大人になる。そのときに、そのまま使える能力の1つだ。


 テストは単にテストに留まらない。将来の仕事に直結していることを伝えていきたいと思う。

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