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 国立劇場で文楽を見た。


 以前から、近松門左衛門の人形浄瑠璃を一度見たいと思っていた。なかなか、チャンスがなかったのが、昨日、ようやく実現。胸を躍らせて会場に向かった。


 オペラやクラッシックの音楽会にはときどき足を運ぶ。でも、日本の音楽に接する機会はほとんどない。歌舞伎もここ1~2年見ていない。半蔵門の国立劇場に行ったのも久しぶりだった。


 やはり予想したとおり、お客さんの大半は年配の方。若いカップルらしき人もチラホラいたが、年令を平均すると60を超えているのではないか。だから、この会場では、私は「若蔵」ということになろう。 


 劇はすばらしかった。


 文楽を見たことがあまりないので、内容の比較はできないが、大きな感動があった。特に、最後の、主人公の中兵衛が、逃避行中の遊女梅川の頭に案山子の傘を差し出す場面はすばらしかった。


 人形の顔や姿が、まるで生き物のように見えるのも驚きだった。


 ただ、惜しむらくは字幕。


 どうせなら、原文ではなく現代語訳を出した方がよいのではないだろうか。原文なら、確かに、大夫の語りの理解になる。でも、やはり、「古文」を読むのはしんどい。私のような教養の乏しい人が増えれば、いずれ現代語訳に変わるのだろうか。

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