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 本日で冬期講習の「作文」指導が終わった。


 主に公立高校の特色化選抜受験者のための特別対策で、伸栄学習会恒例の講座でもある。作文はABC、もしくはABCDで評価する高校が多いが「A評価」を得ることのを目標に行っている対策だ。


 子どもたちは「正直」だ。
 
 例えば「中学時代の思い出」という題で作文を書かせると、ある出来事をそのまま時系列に沿って書いてしまう。だから、A子さんの書いた作文もB子さんが書いた作文も同じようなものになってしまう。


 作文には「その子らしさ」が欲しい。そこで、子どもたちに強調しているのは、「自分の過去を、自分の未来や自分の未来と関連させる」ことだ。


 中学時代の出来事はいろいろある。しかし、出来事を出来事として独立させたのでは面白くない。自分の将来や自分の現在に重ね合わせるように書き進めると、「その子らしさ」が自然に出てくる。


 こうして作文を書かせると、今まで私の気付かなかった感性が浮き彫りにされることがある。「へぇ、この子にはこんな側面があるのか」と驚かされることがある。


 作文という紙を媒体に子どもと接すると、また新しい顔が見えてくる。子どもと接するのは楽しいものだとつくづく思う。

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