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 久しぶりにバイオリンの演奏を聴いた。


 たまたま、すぐ近くで「大学進学相談会」が開かれたため、ちょうど良い機会と思い、ついでに演奏会に出向いた次第。


 奏者はアナスタシア。ロシア人で美人。よく新聞や雑誌で紹介されているので、一度、聴いてみたいと思っていた。


 ところがまったくの期待はずれ。


 何を言いたいのかサッパリ分からない。好きな演奏とか嫌いな演奏家というのは確かに存在する。エネスコやティボーは好きで、ハイフェッツはキライだ。しかし、アナスタシアは好きもキライもない。存在感そのものが感じられない。


 そもそも、プログラムもヘンだ。ソナタはグリークの3番だけ。ベートーベンのスプリングは1楽章しかやらない。後は、小品ばかり。


 その上、バイオリンとは何の関係のない合唱がはさまれるし、演奏の合間には伴奏のピアニストのトークも入る。このトークが、また、つまらない。それに、演奏の途中で、突然、拍手が入る。しかも、その拍手がしばらくの間、鳴りやまない。(これは演奏家の責任ではないが………)


 そういえば、トークの中で、アナスタシアを“情熱的で自由な演奏家”と称していた。情熱を粗雑、自由を空虚と解釈すればその通りかもしれない。


 実は、この日、1人で聴きに行った。3人の子どものうち誰かを連れて行こうとしたが、みな、忙しくて都合がつかなかった。


 考えてみれば、これも、「神の采配」か。


 子どもたちには、やはり、「良い音楽」聴かせたい。1人で演奏会場に出向いたのは、神の意志が反映されていたのかもしれない………

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