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 毎年、夏期講習の終わりごろに「テストの受け方を学ぶ講座」という、一風変わった講座を開講している。当学習会恒例の講座で、もう、今年で十数年目になる。


 中3を対象にした講座で、テストの受け方如何で偏差値が10ポイントくらい簡単に上げることを実感してもらうことを目的にしている。


 たぶん、保護者の多くの方は、試験中の子どもたちの様子は想像もつかないのではないだろうか。試験中は一生懸命に問題に取り組み、時間を有効に使い、見直しもキッチリ行う………というのは「常識」だ。しかし、こんな「常識」なんか、今の子どもたちには全く通用しない。


 一部の偏差値の高い子どもは別だが、大半の子どもは、一通り問題を解いたら、残りの時間は「ボー」としてたり、解けるあてもない問題を「ボンヤリ」と眺めて時間を過ごしている。見直しなんかを必死にやる子どもはほとんどいない。多くの子どもは、制限時間の半分も使っていないのが実態だ。


 だから、うっかりミスや、少し考えれば解ける問題も平気で取り逃がしている。答案が返却されたときに、「シマッタ!」と思うが、次のテストでは、また同じ誤りを犯してしまう。


 こんな悪循環にピリオドを打つのが、この講座の目的だ。実際に、テストを受けて、うっかりミスや取り逃がしの多いことを実感させて、それを数値化する。今年も、多くの生徒がうっかりミスや取り逃がしをしていた。受講者全員を平均すると、例年同様に偏差値で10ポイント程度に達していた。


 塾にわざわざ来ているのに、肝心のテストのときに全力を出さないのは本当にもったいない。その意味で、今日は、テストに対する意識を少しは高めることができたと思う。次回のテストにつなげて欲しいと願っている。

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