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  長女を連れてライブコンサートに行った。

 1万人以上収容できる代々木体育館はほぼ満席。出演は平原綾香、大塚愛、一青窈、スキマスイッチ、コブクロ。

 いずれも“人気歌手”とのふれこみ。でも、私にとっては、はじめて聞く名前ばかり。テレビの歌番組を見たことがないので、完全に時代に取り残されている。

 そもそも、このライブ、長女に「一緒にライブに連れてってやろう」と誘ったところ、「お父さんとは行きたくない。でも、コブクロが出るなら考えてもいい。」という話から始まった。

 
ライブは平原綾香からスタート。案外、みんなおとなしく聞いている。しかし、大塚愛が出てくると雰囲気が一変。アリーナ席はみんな総立ち。トナリに座って
いるお兄さん、イスをガタガタさせて体をゆすり始める。歌かお経か、泡を吹きながら意味不明のうなり声を上げている。

 出演者が変わると会場の雰囲気も変わる。人気の度合いも何となくわかる。ただ、殺気だった叫び声や金切り声はほとんどない。観客の大部分は高校生か大学生。それなのに、かつてのビートルズのような熱狂はあまり感じられなかった。

 確かにどの音楽もおとなしいものばかり。特に、コブクロの音楽は、昔のフォークソングにそっくり。かつての大学時代の自分を思い出してしまった。

 次はロックのライブにでも行って、若者の熱狂に加わってみるか。

 

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