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 高校生の長女を連れて、「新国立劇場」でワグナーの楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」を見た。新国立劇場に行ったのは半年ぶりで、久しぶりのオペラだった。
 現在、ミュンヘンオペラが来日中で、こちらもマイスタージンガーを上演している。マイスタージンガーは休憩も含めて6時間もかかる大作であり、さほど上演される機会がない。それなのに2つ公演がダブルのは不思議だ。
 2年ほど前、ヴェルディの「アイーダ」の公演が続いたことがあった。アイーダは大好きな作品だが、これほど有名であるにもかかわらず、1年以上、上演されないことがある。オペラというのは、どうも公演にムラがあるようだ。
 マイスタージンガーの第3幕の後半は圧巻だった。かつて、ヒトラーが、この作品をドイツの民族の鼓舞のために利用したといわれるが、その意味がわかったような気がした。サッカーの国際試合では、「ニッポン、ニッポン」とスタンドのサポーターが連呼するが、これに共通するものを感じた。
 帰りの電車の中で、長女は、「劇が終了した直後に、突然、舞台にいた出演者の1人が倒れた」と興奮気味に話しをしていた。私は、自分の感動でいっぱいで、まったくそのことに気がつかなかった。人の見る目が大きく違うことを改めて感じた次第だ。

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