2018年9月号……『高校入試までの道のり』 塾長/青沼 隆

夏休みが終わりました。中3生にとって部活も一段して、「いよいよ」と意気込んでいることと思います。そして、「そろそろ志望校を絞らなければ」と感じている生徒も多いと思います。

 

高校が無償化された都内生とは違い、千葉県の生徒はまだまだ県立(市立)志向が高いようです。就学支援金があるとはいえ、多くの保護者様にとってはできれば県立高校に進学して欲しいとお感じではないでしょうか。

 

そんなこともあり、志望校について中3生と話をすると、「県立A高校にするか県立B高校にするか迷っています」という声をよく聞きます。もちろん、それはそれで結構です。でも、意外かもしれませんが、この時期に真剣に考えなければならないのは、県立高校ではなく、私立高校(県立第一志望者にとっては押さえとなる私立高校)についてです。

 

高校入試については、県立高校と私立高校ではルールが全く異なります。今年度第1回の保護者セミナーでもお話をした通り、私立高校の入試には推薦制度があり、推薦入試を受けるためには中学校長の承認が必要です。そして、推薦で受ければ、よほどのことがない限り落ちることはありません。ただ、そのための手続きも複雑です。

 

その第一歩になるのが、10月下旬から11月上旬にかけて各中学で行われる「三者面談」です。この三者面談はこれまでの面談とは異なり、特別な意味を持ちます。それは、志望校(特に私立高校)について意思表示をする場となることです。従って、このときまでに、私立高校の志願先(県立志望者にとっては押さえとなる私立高校)を決めていなければなりません。万一、決めておかないと、高校進学にあたってさまざまな混乱をきたします。

 

中学校では保護者・生徒から寄せられた私立高校の志望をとりまとめて、12月上旬、各生徒の成績や生活態度などを勘案して推薦の有無を決めます。そして、12月15日に各私立高校に推薦した生徒のリストを提示します。この段階で、推薦入試で受験できる資格の有無が最終決定します。先にも述べたとおり、推薦入試で受ければよほどのことがない限り合格となります。ですから、実質的には私立の入試はここで一段落する、ということになります。

 

もう9月です。私立高校の志望校選定にあたって残された時間はあまりありません。「中間試験や期末試験の結果を見てからじっくりと」というのは全く現実的ではありません。このことをどうかご理解下さい。

 

伸栄学習会では、毎年、9月に高校入試セミナーの一環として「三者面談対策」をテーマに保護者会を開いています。今年は9月29日(土)に開きます。是非、ご参加下さい。他学年の方で、ご興味をお持ちの方もご参加を歓迎いたします。

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