2017年3月号……『理社に目を向けよう』 塾長/青沼 隆

本年度の公立高校入試も終わりました。千葉県の入試は前期選抜・後期選抜の2回行われます。従って受験のチャンスが2回あるということになり、前期選抜で不合格となった受験生は後期選抜を受けます。

公立高校の入学試験はパターン化していて、千葉県もその例外ではありません。その中でも、特に、理科・社会ではその傾向が顕著です。このため、伸栄学習会が加盟している塾の団体では、出題パターンを読んで入試問題の予想を行っています。千葉県内でも実力のあるベテランの講師たちが予想委員となっていることもあり、例年、極めて高い的中率を誇っています。今年もその例外ではなく、前期選抜・後期選抜とも出題された問題のうち9割程度が的中しました。

伸栄学習会ではこの予想問題をベースに、1月~2月にかけて、公立高校を受験する中学3年生を対象に特別講座を開講しています。特に、予想委員には伸栄学習会の講師(山内)も参画していることもあり、委員会の分析も踏まえて実践的な指導を進めています。この授業では、3年分の理科・社会を凝縮した授業を行うため、「最後の追い込み」としては非常に高い成果を毎年上げています。

ところが、たいへん残念なことに、せっかく予想問題を学んだにもかかわらず十分な成果を上げられないケースが何名か出てきました。その理由が、理科・社会の学校での学習内容が難化したことにあります。以前なら、理科・社会の基本的な知識が欠けていても何とか得点できたのが、内容の難化により得点できなくなってしまったのです。つまり、ある程度の基礎知識をあらかじめ備えていないと、せっかく出題予想が的中しても歯が立たなくなってしまったのです。

理科・社会は国語・数学・英語とは違った特性があります。それは、学習内容が系統的ではないということです。例えば、数学の場合、中1で学ぶ正負の計算がわかなくなってしまったら、その後の単元はすべてわからなくなります。しかし、理科・社会は単元毎に独立しています。例えば「電流」がわからなくても「遺伝」の理解には何ら影響が及びません。その意味では、学習しやすい単元といえます。それに、ある程度の詰め込みも効きます。ですから、そもそもが入試で得点しやすい科目といえるのです。

従って、新中3には、来年の入試で理科・社会を大きな得点源にして欲しいと願っています。ただ、最後の「追い込み」だけで確実に得点するには不安要素があります。ですから、この時期から勉強をスタートして欲しいと思います。理社は自分でも勉強できる科目です。しかし、それに不安を感じる人は、英語・数学と並んで理科・社会の受講を検討して下さい。(理科・社会は、当面、2教科併せて週1回の受講で十分です)

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