2011年夏-2号……『夏の意義』 塾長/青沼 隆

夏期講習たけなわ。この時期、伸栄学習会では午前11時から午後8時まで授業を行っております。子どもたちは、それぞれ、自分のスケジュールで授業を受けています。ですから、授業毎に、生徒の顔ぶれが変わり、教室の雰囲気も変化します。

ふだんだと、子どもたちは学校を終えて塾に来ます。しかし、夏休み中は学校がないので学校を経由しないで、直接、塾に来ます。その時、子どもたちは、夏のギラギラした暑さを、エネルギーや活力に変換して教室に持ち込みます。この独特の活力は、夏期講習にしかないものです。これに浸ることのできるのも、塾の講師の特権かと考えております。

教室の中には、部活の疲れで眠そうな顔をしている子どももいます。しかし、多くの子どもは、ふだんより集中して授業に取り組んでいます。学校がない分、それを取り戻そうとしているように感じます。

学校がある時は、学校で勉強をお膳立てしてくれます。特に、何も考えなくても、何も行動しなくても自動的に勉強があてがわれます。しかし、夏休み中は、ふだんと違って勉強をしようと思っても、自動的に勉強ができるわけではありません。自宅でやるにしても、塾でやるにしても、自分が動かないと勉強の機会は得られません。

勉強に対する主体性を獲得する上で、長期の休みは、大きなチャンスです。勉強には継続が大切です。長期のブランクは好ましいことではありません。子どもたちもそのことを漠然と感じています。このブランクはできれば埋めたいものです。塾はその1つの方法です。

もちろん、すべての子どもがこんなことを明確に察知しているわけではありません。ただ、無意識かもしれませんが、勉強への主体性を確立しようとしているように思えます。そう考えると、夏期講習は、勉強の仕方を学ぶ絶好の機会と言えます。数学の単元を進めたり、英語の弱点を補強するのももちろん大切です。しかし、同時に、夏には夏の勉強の意義があります。私たち講師一同は、これらを念頭に置いてしっかり指導を進めなければならないと念じております。

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