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 「教育ジャーナリストの視点から、学校のどんなところを見ているのか」というテーマの講演会に出た。

 出席者の多くは私立学校の広報担当者。従って、話の内容は学校(私学)が中心だった。

 学校を取材していて一番ガッカリするのが、「ウチは困ってませんからいいです」と言われること。取材の目的は、必ずしもその学校のPRや悪口を書くことではない。

 むしろ、社会的使命として、教育に対する考えを表明する機会と考えて欲しい。

 学校は未来の社会の縮図、理想の社会の縮図であるべきであり、学校の使命とは、どんな社会をこれから作っていきたいかにあると思う。

 従って、学校の広報は自校のPRだけとは考えないで、社会へのメッセージの発信と捉えて欲しい。

 学校のパンフレットやHPには、建学の精神・沿革・校長の言葉が書かれているが、「建学の精神」とは不易、世の中の複合的課題に対するスタンス、「沿革」とは不易が有効であることの証明、「校長の言葉」とは、流行をどう捉えているか、流行と不易をどう照らし合わせているかを指し示しているものである。

 教育と人材育成とは別物であるべき。人材とは使う側の論理であり、教育を最初から人材育成と捉えるのはオカシイと感じている

 …………………以上、学校の話であったが、このまま学習塾にも当てはまる部分が多いと感じた。

 学校の広報と塾の広報は同じではない。
 
 ただ、自分のことだけを考えるのではなく、社会的使命の果たし方やこれからの社会をどう作っていくのかは、塾も学校も共通のテーマ。

 改めて、塾の原点を考えさせられる講演だった。 

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