都立両国高校を研究会のメンバーと一緒に訪問した。

 同校は創立116年の歴史を持つ伝統校。11年前に中高一貫となり、今年、最初の入学生が社会人となったとのこと。

 芥川龍之介が同校の卒業生とのことで、彼の書いた数学の図形のスケッチや、文字の訂正を自筆でメモした初版本などが残されていて、それを間近で見せていただいた。

 図形のスケッチはコンパスや定規などを使った、ものすごく丁寧かつ精緻なもので、芥川龍之介の人柄の一端が現れているように感じた。

 同校ではすべての授業をアクティブラーニングで進められていて、この日は英語の授業を見学させていただいた。

 「教えない授業」として、このところよくマスコミなどにも取り上げられている先生の授業で、確かに素晴らしい授業と感じた。

 基本的に英語だけで授業が進み、いわゆる文法や和訳などの一方通行の説明はまったくない。生徒があるときはペアで、あるときは数名がグループとなって授業が進行する。

 それでいて、「子どもたちを放任するわけではない」という言葉通り、ある子どもが理解した内容を他の子どもに伝え合う(それも原則として英語で)中で、かなり高度の内容の英文の理解が進む。

 「こんな授業で大学入試に対応できるのか」との批判がこれまで多々あり、現在に至るまでさまざまな苦労を重ねてきたとのこと。

 学校の授業を見学させていただくと、必ず、ボーとしていたり、中には寝ている生徒がいるが、この授業では全員が楽しそうにイキイキと授業を受けていたのが印象に残った。

 塾もうかうかしていると学校に取り残されてしまう、との危機感を覚えた授業見学だった。

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