衝撃的な勉強会だった。

 現在、文科省ではセンター試験に代わる新テストについて、2020年実施を目標に、記述式の導入、複数回実施、合教科・合科目の取入を検討している。

 3月には「高大接続システム改革会議」の最終報告が出て、一部実施に懸念の声はあるものの、実施の方向で進んでいると捉えられている。

 ところが、この日の勉強会の結論は、「新テストは破綻。2020年の実施は不可能。」というものだった。

 実はこの勉強会、3年前から毎年同じテーマで開かれていて、当初より「実施不可能」と結論づけされていて、この日は、これを再度確認するという内容のものだった。

 さまざまな分析がされていたが、要は、受験者が50万人もいるセンター試験に記述式を導入したら、採点に時間がかかりすぎて不可能というもの。

 コンピュータの導入も検討されているようだが、300文字の採点は現状のシステムでは不可能。将来、AI技術が飛躍的に発展すれば可能性なくもないが、現実ではムリ。

 教育界では2020年にセンター試験が廃止されて、思考力が問われる新テストが行われる。現中2から新テストが実施されるので、勉強法も変えなければいけない、という論調もかなり見られる。

 もちろん、思考力重視、能力的な勉強委は理念として正しい。ただし、それを新テストと結びつけるのはナンセンス、というのが実態。

 マスコミ報道を単純に読んでいると、あたかもセンター試験に代わる新テスト実施が既定路線のように思えてくるが、改めて、情報の捉え方の大切さを学んだ次第。

 「センター試験はなくならない」、この意味を考えつつ、塾の指導を進めたいと思う。  

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