ある塾団体が主催する研修会で「アクティブラーニング」が取り上げられ、ある元公立高校の先生から発表があった。

 板書・ノートなし、おしゃべり・立ち歩き自由、カンニングOK………と一般の授業の常識を打ち破る実践例が披露された。

 生徒が能動的に主体的に学ぶにはどうしたらよいか、すべての教師の課題である。それに対する1つの答えとしてとても参考になった。

 ただ、今、アクティブラーニングは大流行。教育関係者が集まると、この話が出ないことがない。

 その中でいつも感じているのは、学習(授業)の方法論の話なのか、そのゴール(生徒がどのような人間に育って欲しいのか)が曖昧になりがちになること。

 時間の制約もあり、話の中心は授業の方法論に中心が置かれたが、できれば、ゴールについてもっとじっくり話を聞きたかった、というのが率直な印象。

 生徒がおとなしく話を聞く「一斉授業」は、明治期に開発された革新的な授業スタイルと言われる。

 当時の日本は欧米各国に「追いつき追い越せ」が国の重要施策。一斉授業は当時の国策にも合致していたと言われる。

 それから、百年強が経過して状況は一変した。当然、教育のスタイルも変わらなければならない。

 そこまでは理解できる。

 ただ、旧来の授業や学習の中で何が問題なのか、それに、現在の状況を踏まえ何を残さなければならないのか、この根本的なところをもっとあぶり出さなければならないのではないかと感じている。

 まだまだ、修行が足りない。もっと勉強しなくては。

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