京都大学で開かれた高校教育フォーラムに出席した。

  サブタイトルが「キャリアと学びを社会にどうつなぐか」。出席者は259名、そのうち、大学の先生が22名、高校の先生が187名、そのほとんどが各県の公立進学校の先生だった。

 キャリア教育がテーマであったが議論は多岐に及んだ。

 その中心は、大学進学後あるいは社会に出て主体的に学ぶ人間を育てるにはどうすべきか、であったように思われた。

 大学と高校の先生のやり取りは面白かった。

 大学に言わせると「なぜ、高校では主体的に学べる人間を育てないのか」、一方、高校に言わせると「なぜ、せっかく育てた子どもが大学でキチンと学ばないのか」、ぞれぞれ主張が行き違った。 

 聞けば、高校と大学が、このような公開の場で意見交換する機会はほとんどないとのこと。双方の行き違いはこんなところに原因があるよう。

 印象に残った言葉が1つあった。

 それは、子どもたちがいろいろな問題を抱えている場合、「大学に行けば何とかなるだろう」「社会に出れば何とかなるだろう」という大人の思い込み。

 これらはまったく幻想であって、大学に進学しても社会に出ても、多くの場合、問題解決には至らないということ。 

 多くの学びのあったフォーラムだった。

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