香港


  
 塾団体のツアーで香港に旅行した。


 香港を訪れたのは10数年ぶり。空港も郊外に移転していて、昔の印象とは大きく違っていた。


 


 


 


 我々一行を案内してくれたのは、香港在住30数年、外資系企業を退職したばかりの方。ツアーメンバーの古い友人とのことで、もちろん専門の「ガイド」ではない。


 ただ、ふつうの「ガイド」からは聞けないビジネスなどの話を聞くことができた。


 1997年イギリスから返還された後、順次、工場などが中国に移され、今や、食料や日用品などを含め物資の大半は、中国や諸外国に依存しているとのこと。


 GDPの大部分は金融や中継貿易などの第三次産業によって占められいて、中心地からちょっと外れた港には広大なコンテナヤードが作られている。市街地の至る所に高い建物、それも50階60階という超高層ビルがが林立している。


 驚くべきはその価格。相当古い(失礼ながら崩れかかりそうな)マンションでも、一室当たり、日本円換算で1000万円を下る物件はまずないとのこと。


 昔、九龍城のあった、今は美しい公園になった、その近くで建設中のマンション価格は、一坪当たり有に300万円を超えているとのこと。 


 香港の人口は700万人。もちろん、そのすべての人がこんな高価なマンションを保有しているわけではない。でも、こんな高い住居費を負担できるということは、それなりの給与が支払われている、つまり高付加価値の仕事をしているからだろうと思う。
 
 日本は「ものつくり」国家とよく言われる。“製造業という「実業」が日本を支えている”………という話を何度も聞かされた記憶がある。しかし、香港に限っては、これは実態ではない。


 香港と日本では人口でも経済規模でも比較にならない。


 日本は今後も「ものつくり」国家として存続するのかもしれない。しかし、今後も豊かさを持続していくためには、単なる「ものつくり」ではなく、工業はもちろん、サービスなども含め、高付加価値化をもっともっと追求していく必要があるのではないか。


 即ち、やはりこれもよく言われることだが、私たち日本人にに求められているのは、体の汗はもちろん、それに加えて、頭の汗をもっとかくことではないだろうか。


 そう考えると、塾の仕事がいかに重要な役割を果たしているか、改めて実感せざるを得ない。


 教育は、やはり、一国の運命を左右する重大事業であろう。

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