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 スタッフと一緒に県立市川北高校を訪問した。


 校長は以前、同校の教頭をされていた方。教頭時代に何度かお邪魔したことがあるが、校長昇任後、同校を訪問するのははじめて。


 市川北高校は平成23年春に市川西高校と統合される。従って、存続できるのは残り2年弱。


 「いつでもいらっしゃい」というお誘いをいただきお邪魔した次第だが、残り少ない学校の様子がどうなっているのか、という興味も(失礼ながら)実はあった。


 ただ、校長・教頭の話を伺い、統合に向けて少しでもよい学校にしておきたい、という熱意を強く感じた。


 「生徒に話を聞くと、塾では、あの高校はなくなってしまうから行かない方がよい、という指導がされているようで危機感を感じている」と校長は仰っていた。


 確かに、母校がなくなるのだから、市川北を勧めたくないとアドバイスをする塾の先生の気持ちもわからなくはない。(むしろ、これが常識的なアドバイスか?)


 ただ、一方で、校長・教頭の熱意、授業の実態(このレベルの高校では最高)、それに進学実績などを見ると、「母校がなくなるから敬遠する」という発想は単純すぎるように感じた。


 むしろ、転校をせずに2つの高校を経験できる、というプラスの側面もあるのではないかと気付かされた。


 これまで数多くの学校を見てきた。しかし、「生まれたての学校」を見たことはあったが、「なくなる学校」を見たことはなかった。


 学校が統合されて「市川北高」という名前がなくなるのは淋しい。しかし、そこには、普通の学校にはない「輝き」もまたある。


 今日の訪問は、私に新しい「学校の見方」を提示してくれたよう思えた。

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