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 ある研究サークルで都立三鷹高校の土肥校長の話を聞いた。


 土肥校長は2006年4月東京都教育委員会が出した「校長の決定は職員会議の議決に拘束されない、挙手・採決による教職員の意向確認禁止を求める」通知に、ただ一人異議を申し立てた校長。


 その後、都教委と何度もぶつかり、この3月に定年退職。非常勤講師の採用を求めていたが、都教委から不合格の通知を受けたとのこと。


 非常勤講師への再雇用は、よほど重い懲戒処分がない限りほぼ100%認められるそうで、校長として不合格になったのははじめて。


 「意見を言っても仕方がないという雰囲気になり、教員が発言しなくなった」「学校から言論の自由が奪われる」「都教委のやり方は高圧的」という話が耳に残った。


 参加者(多くが教員、元教員)からは、教育委員会と学校との関係などについて、多くの事例報告があった。


 そもそもこの研究会に出たのは、学校、特に公立の学校について理解を深めるため。これまでたくさんの学校訪問をしてきたが、実は、「先生」についてよくわからないところが多かった。


 塾と学校は「子どもの教育をする」という点で一致している。ただ、それ以外は何から何まで異なる。


 公教育に対して私教育。公的機関に対して私的機関。公益に対して営利、学校(公立)はつぶれないが塾はつぶれる………


 当たり前といえば当たり前………。


 土肥校長の主張には頷く部分が多かった。ただ、私の力ではすべてを理解できないことも感じた。


 相手を理解するのは、やはり簡単なことではないようですね。

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