「数学の文章題がわからない」と質問があった。


 見ると、いわゆるツルカメ算。解き方を説明した後、確認のために類題を出した。


 いろいろな問題が考えられるが、手始めにと思い、「ゴキブリとクモが合わせて×ひき、足の数が○本」という問題を出した。


 ところが、その子の手が動かない。


 まれに、イマジネーションのとても強い子だと、ゴキブリとクモが目の前に現われて、身がすくんでしまうケースもある。もしやと思い、顔をのぞくがそんなことはなさそう。


 ひょっとしたらと思い、「ゴキブリの足の数は?」と聞いてみる。「知らない」。「クモは?」「知らない」


 これじゃあ、解けるわけがない。ゴキブリは昆虫の仲間で、足の数は6本。クモは8本と教える。


 でも、これは、最悪の指導法。


 指導の原則は1度に1つの事がらに限定すべき。1度に2つ以上のことを教えると、理解が薄まる。理科の授業ではないので、ムシの足の指導はよけい。悪いことをしたと深く反省。


 でも、ひょっとしたら、これって、気味の悪い問題に対するその子なりのレジスタンスだったのだろうか?


 (ちなみに私はゴキブリを苦にしていません。結構かわいいと思っています。) 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トップページに戻る