大学入試が近づいた。


 この頃、高校生から数学の質問をよく受ける。「この式が何でこういうふうになるのですか?」というのが典型的な質問。見た瞬間にわかる場合もあるが、計算式が数行省略されている場合もある。


 こうなると、紙とエンピツを用意して計算をしなければならない。


 これは、案外、メンドウ。いろいろな計算パターンがあるが、答えを出すのに数分かかる。でも、こういうときに限って、他の生徒からも質問がくる。早くしなければと気持ちが焦る。ミスをすると、時間がさらにかかる。


 慎重に、慎重に………と心に呼びかけながら式の展開をする。これって、案外、プレッシャー。質問した生徒は、ヨコで、平然と私のエンピツを見ている。 


 ようやく、完成。答えが出る。ホッとしつつ、紙を見せながら説明………


 生徒は「わかりましたぁ」と、晴れ晴れしている。


 「わかった気にならないで、必ず、自分でゼロから答えを導き出すように………」と言いつつ、次の生徒の質問へ。


 受験生もプレッシャーを感じているが、この時期、私たちにもいろいろなプレッシャーがある。


 いやぁ、何はともあれ、みんな受かって欲しい。

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