次男を連れて歌舞伎座に行った。歌舞伎を見るのは久しぶり。でも、この公演だけはどうしても見たかった。


 「愛陀姫(あいだひめ)」


 ヴェルディのオペラ「アイーダ」の歌舞伎版とのこと。


 アイーダは大好きなオペラ。それに、文化の接合という意味でも興味があった。日本の文化は、歴史的に、中国から文字を取り入れたり、西洋から科学技術を取り入れたり……と海外の文化を柔軟に吸収して進化してきた。


 伝統芸術の歌舞伎が西洋のオペラをどのように料理するのか見てみたい、というのがもう1つの理由だった。


 細部を除けば、アイーダと同じストーリー。ただ、アイーダが悲劇なのに対して、愛陀姫はコミカルとして仕上げられていた。


 途中で、アイーダのメロディも使われていた。三味線も囃子もなく、セリフだけで物語が進められた。愛陀姫が歌舞伎全体の中でどのように位置づけられるのかは知らないが、とても面白かった。


 愛陀姫の前に上演された紅葉狩りではすっかり退屈していた次男。でも、愛陀姫は気に入ったよう。椅子が狭いと文句を言いつつも満足したようだった。

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