警察の旗が振り下ろされ、止まれを指示される。

 前を走るスクーターはそのまま走り去って行く。なぜ、突然、警官に車を止められるのかまったくわからない。窓を開けて「どうしたのですか?」と尋ねる。すると、「スピード違反です」という答え。

 「エッ!」

 「26キロの違反です。車を降りてこちらに来て下さい」と、警察の車両に移ることを指示される。

 何のことだかさっぱりわからない。スクーターの後について走ってきただけ。そのスクーターも、どちらかといえばモタモタ走っていたはず。66キロも出したという自覚なんてまるでない。

 そもそも、運転技術には自信がない。だから、スピードは出さない、前を走る車との車両間隔も絶対に詰めないことにしている。友だちを同乗させると、よく、「もっと速く走れよ」と文句を言われる。

 スピードでつかまることは一生ないもの、と思っていたのに思わぬ展開。

 「前にスクーターがいて速く走ろうにも走れないではないですか」と言っても、「機械が計測したのだから間違いがない」の一点張り。「それなら、裁判をやったらどうですか」と勧められる。

 「99%以上、あなたに勝ち目はありませんが、やるならどうぞ。」ということになり、供述調書なる書類を作ることになった。

 以前、「交通違反をしても認めようとしないケシカラン人が多く、国の業務が停滞している」という記事を読んだことがある。こうなると、オレもケシカラン人の一人になるのか。それならサインをしてしまおうか………

 それに、事故を起こしたことを考えれば、罰金で済む話。子どもがいきなり目の前に飛び出してきたことを考えれば、はるかにマシな話。スピード違反の自覚はない。でも、ここは“オトナ”としての対応をすべきなのだろうか………との思いも心によぎる。

 いろいろ迷ったが、結局、サインをしないことにした。

 近いうちに検察庁からの呼び出しがあるとのこと。国にとっても私にとっても時間の無駄。それでも、やっぱり、納得がいかないなぁ……… 

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“はじめての出来事” に1件のコメントがあります

  1. スピード違反の証拠がある以上、万人が見ても、スピード違反でしかありません。
    言い逃れは欲です。
    自分だけはあわよくば、法の運用から逃れたいだけなのです。
    そもそも、スピード違反や交通違反は要領が悪いと思います。
    どこでスピード違反しているか常時調べたりすればかなり抜けられます。
    駐車禁止についても同じです。

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