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 千葉市役所を訪問した。


 目的は「男女共同参画社会」について指導いただくため。


 先日、たまたま、千葉市役所内に「男女共同参画課」なる組織のあるのを知った。これまで、地方公共団体にこのようなセクションのあることなど全く知らなかった。


 実は、AO推薦対策で、この「男女共同参画社会」はよく出題される。


 今回の入試でも、たまたま2名がこの課題で小論文を書くことになった。本や雑誌などはこれまでそれなりに読んできた。ところが、この問題は範囲が広くて、とらえ所がない。しかも、ある種の思想にもつながる。とても扱いづらい課題だ。


 そこで、このようなセクションがあるのを知って、迷惑がられるのは百も承知の上で出向いた次第。


 「あのぉ~、すみません。男女共同参画社会について初歩的なことを教えていただきたいのですが~」


 と、おずおずと、事務所の入口にいた女性に尋ねた。


 ひょっとすると「今、誰もいません。」と言われて拒否されるのではないかと思った。ところが、その方は、快く男性の担当官の方を紹介してくれた。


 とてもさわやかな方で、私の質問にもていねいに答えてくれた。時間にして約1時間。おかげで、今、行政として何をやろうとしているのかよく理解できた。


 最後に、ジェンダー(社会的な性差)について質問した。


 このジェンダーという言葉はコワイ言葉だ。もともとは生得的な性差(セックス)の対語であったはずだが、言葉が一人歩きしている感がある。


 以前、ある女子校で、この単語を口にしたとたん、「アナタは何を言うのですか!!」と血相を変えられたことがあった。(何も言う前にいきなりドナルなよ、と思いつつも言葉の恐ろしさを感じた)


  ただ、この日は違っていた。その担当官は、行政の考えも含めていねいに説明してくれた。


 もともとは受験生の指導のための訪問。でもとても勉強になった。


 いや、塾の教師という仕事は本当に面白いと思う。

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