麹町にある「日本教育大学院大学」にお邪魔にして、久保田教授のお話を伺った。


 同大学は教員養成を目的にした大学院、運営主体は大手学習塾の栄光ゼミナール。久保田教授は立高校、純心女子学園の校長を経て現職になられた方だ。


 なぜ塾が教員養成を行うのか、学生たちは何を求めて同大学院で学んでいるのか、どんな先生を養成しようとしているのか………等などに関心があって出かけた。ただ、話は久保田先生の教師観を中心に展開された。


 これがとても勉強になった。さすがに、長年、学校で教鞭をとられた先生だけあって話の内容は深かった。


 先生は教師の条件として3つ上げられた。1つ目は「知識」、2つ目は「技能」、3つ目は「心」。


 そして、先生のタイプとしても3つ上げれた。1番目に「生徒のために一生懸命になる先生」、2番目に「問題のある現場に近づこうとしない先生」、3番目に「どっちつかずの先生」。


 もちろん、先生として望ましいのは1番目の先生。2番目は最悪。ただ、このタイプの先生は頭が良くて、趣味も豊かな人が多い、とのこと。そして、3番目の先生を1番目のタイプに近づけるのが、上の者の責任とおっしゃっていた。
 
 これは学校に限らず塾の先生も同じ。


 いくら頭が良くて、教える技能があっても、「心」のない先生とは一緒に仕事をするのが難しい。


 生徒とのやりとりの中では、見たくない現場を直視しなければならないこともある。そんなときに、その現場に近づかずに「キレイゴト」を並べる教師なら、いない方がマシだ。


 教師には、知識・技能、それに心が必要だ。教育の原点を確認できた一日だった。

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