戸塚ヨットスクールの戸塚宏氏の書いた話題の本を読んだ。

 “有名人”の書いた教育論はつまらないものが多い。特殊な事例、個人的な経験をムリヤリ一般化したものが多いからだ。そんな中、この本は面白かった。塾の世界で見ている子どもたちにも当てはまると思う部分も多かった。

 氏の言わんとすることは「安詳恭敬」に集約されているようだ。「安」とは意志の安定、「詳」とは“なにくそ“と思うエネルギーの集中、「恭」とは己の至らなさを知ること、「敬」とは謙虚さを指しているようだ。

 気持ちを集中して心を安定させて、謙虚になって他人のすばらしさを実感して進歩しよう………ということらしい。 

 ただ、私は、この結論に至るまでの過程が面白かった。

 例えば、家庭内における「父親」の役割。

 父親とは自分(子ども)を守ってくれる強い存在でなければならない。だから、家庭にあっては、父親は決定権を持たなければならない。

 子どもは外に出てさまざまな刺激(イジメ)に出会う。しかし、家に戻れば守ってもらえるという安心感を持てる。だから、翌日、また、子どもは外に出て行ける。このくり返しで子どもは強くなる。

 父親に守ってもらえない子どもはいつも怯えている。その様子は「吊り上がった目」に現れる。酒鬼薔薇聖斗もこの目をしていた………

 まだまだ紹介したいエピソードがたくさんある。でも、ご関心のかる方は、是非、この本を手に取ってみて下さい。たった(?)680円(税別)です。

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