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 東京文化会館で国立キエフ歌劇場のアイーダを見た。ヴェルディのこのオペラは大学生の長男のお気に入り。彼が中学の時に学校でDVDを見せられて以来、大のお気に入りになったようだ。(学校の力も捨てたものではないようだ)


 アイーダは有名なわりには上演の機会は少ない。恐らく、首都圏では今年最初の公演ではないかと思う。期待して2人で行ったが惨憺たる内容。


 オーケストラの人数も少ないし、合唱団の数も少ない。古代のエジプトとエチオピアの戦争を中心にストーリーが展開されるが、本来エチオピアの奴隷が歌う場面で、エジプトの戦士が歌っている。人数が少ないので役を兼ねているようだ。


 それに、何より主役のソプラノとテノールがひどい。アイーダ役のソプラノは高音の部分でヒーヒー言っているし、ラダメス役のテノールは聞こえない。ただでさえも少人数のオーケストラと合唱団なのに、完全に声が消されている。


 いろいろ事情があって経費削減の必要があったのかもしれない。でも、オペラの水準は国の力に比例するといわれる。もしそうなら、何もウクライナはわざわざ恥をさらす必要がなかろう。


 何よりも、新国立劇場の国産オペラよりも高い料金をとっておいて、われわれ観衆を愚弄するとはケシカラン! 

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