文京区に村田女子という私立高校がある。普通科と商業科、合わせて1学年200名程度の比較的小規模な学校だ。


 この高校の進路指導はとてもユニークで、簿記などの資格取得を通じてAO・推薦入試で大学合格を目指す指導を行っている。


 明治大学をはじめMARCH(明治・青山・立教・中央・法政の各大学のイニシャルをとってMARCHと称している)レベルに毎年数名の合格実績を上げている。この高校の入学時の偏差値(40代)を考えると驚異的な実績といえる。


 大学進学実績は、当然ながら高校入学時の偏差値と密接な関係にある。高校入学時の偏差値が60~70の高校にとってMARCHレベルは当たり前。でも、40代の高校にとっては「高嶺の花」だ。公立・私立を問わず、入試偏差値40代の高校で、毎年、確実にMARCHレベルに合格させている例はほとんどない。


 でも、同校がこのような実績を上げることができるのは、当然といえば当然だ。なぜなら、AO・推薦入試では「学力試験」がないからだ。学力の代わりに、高校時代の実績や大学進学への意欲などがあれば、AO・推薦入試は突破できる。


 実は、同校のコンセプトは当学習会のAO・推薦対策とほとんど同じだ。でも、高校が全校を上げてこのような戦略を打ち出している例はあまりない。その意味で、同校の取り組みはユニークだ。


 先日、久しぶりに村田女子高校を訪問して、進路指導について詳しくお聞きした。AO・推薦入試という単語は受験生であればだれでも耳にしている。しかし、その実態となるとまだまだ知られていない。同校の「躍進」は今後も続くのではないかと思う。

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