昨日、国府台女子学院の塾対象説明会に出席した。
 国府台女子学院は入試偏差値が60強の中堅上位の進学校だ。ここ2年ほど同校にお邪魔していないので、最近の様子を知るために参加させていただいた。校長や中学・高校の責任者の話には特に新鮮味を感じなかったが、配付資料を見て驚いた。
 美術デザインコースの大学進学実績が伸びている。昨年度は筑波大学に1名、多摩美術大学に8名、武蔵野美術大学に15名の合格者を出している。しかも、2000年を境に急速に進学実績を伸ばしている。(同コースの定員は10名強)
 懇親会の時にそのことを質問してみた。
Q:美術に才能のある中学生や、子どものころから絵を習っている子を集める工夫をしているのですか?
A:いや、そんなことは一切していない。学力偏差値の高い中学生を集めいるだけだ。むしろ、美術をこれまで勉強してこなかった生徒の方が、色が付いていないので教えやすい。
Q:美大に合格するためには、小さいころから絵を習っていないとダメなのではないですか?
A:そんなことは一切ない。高校3年間みっちり指導すれば美大に合格できる。ただし、学力レベルが高いことが前提だ。勉強のできない子は美術もできない。
Q:なぜ、2000年頃を境に進学実績が伸びたのですか?
A:それまでは付属中から優先的にとっていたが、これを改め、外部を中心に学力レベルの高い子をとるように変えた。今では、普通科より美術デザインコースの方が入試得点が高くなった。
 実は恥ずかしながら、これまで私は美大に進学するためには、子どものころから絵を習っていて、美術の才能が必要だと思っていた。ところが、同校責任者の話では、「勉強のできる子が美大に進学できる」という図式になっているとのこと。
 絵の好きな中学生はたくさんいる。ただ、「そのことと美大進学は別」と考えている人は多いのではないかと思う。昨日は“目から鱗”の一日だった。  

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