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「学研・高大教育フォーラム2019」に出席した。

このフォーラムは年に1回、8月上旬、「学びとキャリア」をテーマに開かれる。

毎年、楽しみにしているフォーラムで、今年も、全国の高校の先生を中心に200名強が参加する中で開催された。

今年特に刺激を受けたのは、福島大学教授による「働くことのとらえ直しと教育再考」についての講演。

よく、オトナはコドモに対して、「将来の目標を設定しなさい」とか「アイデンティティを確立しなさい」と言いがちだが、そんな風潮に対して「そんなに肩肘を張るなよ」と呼びかける内容だった。

話の内容は多岐にわたったが、次のフレーズが印象に残った。

・職業や生き方の意識が高すぎて不適応を生み出している

・わかりやすい単線的直線的なキャリア支援は危険

・アイデンティティとは決めることではなく、多くの可能性を多様な視点で模索すること。アイデンティティという言葉や概念が足かせにならないように。

・将来が不確かなときは長期にわたる計画など決めない方が賢明。

・確固とした自己のキャリア意識などは形成されていない方が賢明

・よく「私は途中で挫折してしまった」という否定的な声を聞くが、挫折とは人生を広げること、一本道から複数の道を開拓した、と考えるべき

話を聞き終えて,何かホッとさせられたように感じた。

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